【初めての方へ】フラーレンとは?どうして美容成分として注目されるの?

シミやしわなどの肌老化の原因となる活性酸素を無害化するフラーレンの抗酸化力をご存知ですか? フラーレン化粧品のアンチエイジング効果は絶大です。ぜひフラーレンへの理解を深めてください。

フラーレンって何?構造と性質について、初めて知る人にも分かりやすく解説します!

フラーレンとは炭素だけで構成される物質で、強い抗酸化力を持っています。
基本の化学式はC60と意外に単純ですが、炭素がサッカーボール状に結合した構造がとてもユニークなため、フラーレンを発見した米国ライス大学と英国サセッ クス大学の研究者3名は、1996年にノーベル化学賞を受賞しました。今も美容、医療、産業などの幅広い分野で研究が進められている大注目の成分です。

フラーレンとダイヤモンド、鉛筆の芯になる黒鉛はどれも炭素の同素体です(原子は同じでも性質は異なる物質のこと)。それぞれ、炭素原子の配列や結合などの構造が異なるので違った特長を持っています。
フラーレン最大の特長とは、「抗酸化力が強く長続きすること」。紫外線やストレスで増えたお肌の活性酸素を無害化し、シミやしわなどの原因から肌を守ることで、紫外線やエイジングに負けない美肌を導きます。

化粧品原料としてのフラーレンは2005年に日本で開発されました。その後も進化を続けているため、美容成分としての認知度はこれからさらに向上しそうです。フラーレンの美肌効果は多くの臨床試験により科学的に証明されていますし、これまで10年以上にわたって皮膚科などで使われてきた実績から、安全性が高いことも評価されています。

フラーレンの効果はズバリ「抗酸化」

肌が紫外線を浴びたりストレスを受けたりすると、表皮の活性酸素が増えて肌を酸化させ、さまざまな老化を引き起こします。とくに顔は外的刺激にさらされているので注意したい箇所。活性酸素が原因でシミ、赤み、毛穴目立ちやシワが発生しやすく、炎症によるニキビや肌荒れも気になります。こうした肌老化に対抗するには、活性酸素の発生や肌の酸化を抑える働き=抗酸化力のある成分を表皮に補うと効果的です。

ただそうは言っても、「抗酸化力でアンチエイジングって目新しくないよね。ビタミンやポリフェノールでもいいでしょ」と思われるかもしれませんね。しかしなんと、フラーレンにはビタミンCの250倍以上の抗酸化力があり、肌老化の原因を早い段階で消去・無害化します。しかも紫外線で壊れることなく抗酸化力が長続きするので、ほかの抗酸化物質とくらべても活性酸素を無害化する能力は非常に高いです。抗酸化成分入りの化粧品でスキンケアをするなら、フラーレン化粧品を選んだほうが断然効率的だと言えるでしょう。実際にフラーレンはその優れた抗酸化力が認められて、アンチエイジングケアの高級化粧品などに配合されています。

なお、活性酸素の悪影響は全身に及び、身体の中で活性酸素による酸化や異常が起きるとがんや動脈硬化といったさまざまな病気の原因になることから、医療分野ではフラーレンを用いた医薬品の開発などもすすめられています。

フラーレンの効果について図解でわかりやすく解説します

フラーレンとパワーストーン「シュンガイト」、フラーレンの飲用

ロシアのカレリア共和国では古代から、シュンガイトという石を地層から採掘し、それを入れた水を飲むと病気やケガが早く治ったという言い伝えがあります。 実はこのシュンガイトの成分こそ、人類が最初に発見したフラーレンだと考えられています。 現代でシュンガイトは安眠枕やヒーリングストーンとして利用されています。 また、パリ南大学の研究では、フラーレン配合の油を食べさせたマウスの寿命が、無配合の油を食べたマウスの2倍に伸びたという驚きの結果も報告されていますよ。

発見者のノーベル賞受賞

フラーレンが正式に発見されたのは1985年のことで、発見者は宇宙空間の物質を研究していた欧米の研究者グループでした。天然のフラーレンは非常に希少で、C60構造に注目した化学者たちが実在の証明を試みましたがなかなか成功しなかったため、フラーレンの発見は全世界待望の大ニュースだったのです。発見した3人の研究者、ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー、ロバート・カールはその世界的な功績が認められて、1996年にノーベル化学賞を受賞しています。

フラーレンC60の構造と性質

フラーレンC60は、炭素原子が結合したサッカーボール状の骨組みを持ち、球対称に近い構造をしています。内部は空洞ですがとても安定した構造のため、フラーレン自体が簡単に壊れたり、肌細胞を傷つけたりすることはありません。

活性酸素はそもそも、「自由で過激な分子」とも言われるフリーラジカルの一種なのですが、構造が不安定なために他の物質とすぐに反応して悪さをします。一方、安定しているフラーレンは肌に長くとどまりながら、活性酸素やフリーラジカルが悪さをする前に無害化します。具体的に言うと、活性酸素を分解して無害な物質に変換したり、自身の内部に活性酸素を吸着させて肌から取除いたりすることができるのです。

上の図のようなメカニズムはフラーレン独自のもので、活性酸素を吸着し続けてもフラーレンの構造は変わらないため、肌に刺激が少ないうえ抗酸化力は11時間以上も続きます。しかも、ビタミンCやEなどほかの抗酸化物質は紫外線で劣化する欠点がありますが、フラーレンは紫外線を浴びても安定していて抗酸化力を発揮し続けることが分かっています。

こうしたフラーレンのすごい抗酸化力を客観的に評価する方法に、β-カロテン退色法という実験があります。空気に触れなくてもどんどん酸化して鮮やかな黄色があせてしまうβ-カロテンの性質を利用して、フラーレンのような抗酸化物質を添加したら退色をどのくらい抑えられるのか調べるのです。紫外線を当てて退色しやすい状況下で実験してみた結果、フラーレンの抗酸化力は高いレベルで維持されることが証明されました。

フラーレンに毒性・副作用は?安全性について

もしも安全性や副作用に問題があれば、フラーレン化粧品を毎日安心して使い続けることはできません。
そこでフラーレン原料の開発メーカーは、アレルギーテストなどの様々な角度から、念入りに安全性を確かめています。
フラーレンは美容皮膚科のドクターにも選ばれている美容成分です。そして登場から10年以上経った現在まで、フラーレンが原因で起きた皮膚トラブルは一切報告されていません。

フラーレンの毒性・副作用について

さて、ここまでフラーレンの構造と性質をご紹介してきましたが、おさらいすると、主にこんな特長がありました。

  • 強い抗酸化力(活性酸素を無害化する力はビタミンCの250倍以上!)
  • 抗酸化力が長続きする(サッカーボール状の構造がポイント)
  • 紫外線にも強い(他の抗酸化物質は紫外線で劣化します)
  • 安全性が高い(フラーレンが原因の皮膚トラブルの報告はなし)

知れば知るほど、魅力的な美容成分ですよね。朝晩2回お肌につけるだけで一日中活性酸素と戦ってくれるフラーレンは、まさにお肌の救世主です。
では続いて、フラーレン化粧品を見分ける方法をチェックしておきましょう。

フラーレンロゴマークの基準・配合量

フラーレンを規定値(1%)以上配合した化粧品には、フラーレンロゴマークを表示することができます。

フラーレンの臨床も1%で行われているためそれ以上の高配合のものでも1%でも大差がないことがわかります。

フラーレン原料は現状4種類あり、ロゴマークにはフラーレンのサッカーボール状構造と、原料名のイニシャルがデザインされています。

フラーレン原料の種類と名称

R.S. ラジカルスポンジ(Radical Sponge)
L.F. リポフラーレン(Lipo Fullerene)
M.F. モイストフラーレン(Moist Fullerene)
V.F. ヴェールフラーレン(Veil Fullerene)

ほかに、R.S.とL.F.を両方とも1%以上配合している製品に使用が許されるダブルフラーレンマークもあります。
※これらのロゴマークと原料名は、開発メーカーであるビタミン C60 バイオリサーチ社の登録商標です。

化粧品にフラーレンを配合する濃度は1%が一般的です。
ロゴマークを表示する場合の規定値が1%という基準になっているのは、1%配合すればフラーレン効果は充分だからです。高価な原料なので、少量でも効力があるのはとても嬉しいですね。

フラーレンの性質と効果を知って、フラーレン化粧品を試してみよう!

肌老化の大きな原因は、紫外線で増えた活性酸素による肌の酸化や炎症です。
フラーレンとは、その活性酸素を無害化するスゴイ性質を持つ成分だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

20代は肌荒れと無縁だったという方も、30代を超えるとシミやしわが気になりはじめるようです。
紫外線の影響は年齢を重ねるほど目立ってくるので、美肌を保つためのアンチエイジングケアは、早めに取りかかったほうがより良い効果が期待できます。

本当に効果があるのかどうか、使用感はどうなのか試してみたい方には、フラーレン効果がたっぷり詰まった人気のフラーレン化粧品をおすすめします。

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FCEセラム(APPS1%・TPNa2%)

肌にも髪にも良いフラーレン効果を実感したい方に。高浸透型ビタミンC誘導体APPS1%・APPSと相性の良いビタミンE誘導体TPNa2%・フラーレン(サステナブルな100%植物由来のナチュラルフラーレン)

ビタミンC誘導体APPSも非常に高額なビタミンC誘導体です。微量ではそこまでではございませんが1%以上配合となると高額です。APPS原料メーカである昭和電工さんは1%以上で臨床データを取得しているためAPPSの効果を実感したい方は高配合、高濃度ではなく1%以上配合しているものを選びましょう!

モイストセラムFCEフラーレン美容液

フラーレンとビタミンC誘導体(APPS)の最強コンビの他7種のペプチド。さらにフラーレンをリポソーム化。を体験できるマイルドタイプの美容液。フラーレン(サステナブルな100%植物由来のナチュラルフラーレン)

取材協力・画像/データ提供
[ビタミンC60バイオリサーチ株式会社]
Vitamin C60 BioResearch Corporation

フラーレンを化粧品原料として製造販売する世界で唯一のメーカー。三菱商事の子会社として2003年に設立。

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